エステの光脱毛について

TBCの実態中心の記事が続いたので、今回は多くの他のエステで行われている、光脱毛についての記事 です。

私が見聞きした範囲では、光脱毛を行っているエステなのに『脱毛をよくわかってない』スタッフが多いのが現実です。

下記、実話とツッコミです。

・脱毛には毛乳頭の処理も大事ですが、バルジ領域 の処理も大事なことが発見されたんですって!
→10年以上前から言われてますよ。

・脱毛直後の毛穴が少し赤くなったので、出力合わないのかも…?
→むしろエステの光脱毛で効果を出す適切な出力です。(日本エステティック振興協議会のガイドライン)

・少し痛いと言われたので、出力下げました。
→少し痛い(刺激がある)くらいが、上記と同じく適切な出力です。お客様に脱毛効果出にくくなるけど、出力下げるか確認しましょう。

・って言われても、エステで肌トラブルは出せないじゃないですか!?
→肌トラブルにおびえて、脱毛効果が出にくい出力でお金をもらうのか?お客様に適切な出力を説明し、相談して進めましょう。※数日以内に引かない赤みはNGです。

・男の人って痛みに弱いですね。
→女性スタッフだから甘えてるんじゃないか?
→それで、出力下げられて脱毛効果出にくくなって、あとから『最初言われた回数やっても、そんなに減ってない』ってことになりがち。
…女性スタッフも適切出力の説明してる人ほとんどいないのが悪いんですが。

・光脱毛の方法も色々あって、なにが違うんですかね?IPL、SSC、SHRとか…
→IPLはスタンダードな方法。毛に光を吸収させ毛穴の中に熱を発生させ、毛乳頭やバルジ領域に作用し減毛や抑毛効果が期待できる。

SSCは肌に塗るジェルの中に、抑毛成分が入っいて光の照射でその成分を毛穴に入れ込むので、無痛脱毛…と記載ありますが、実際には出力高くしないと減毛効果がでにくいことが多いです。結局、IPLと同じことを言葉を変えて、『違い』『新しさ』をだしたいだけ。

※SSC脱毛機で有名な、イタリアのDEKA社の脱毛機は、経済産業相と東京都の指導で日本エステティック研究財団が行った臨床試験で、『95%前後の毛が再生する』という結果だとのこと。
『そんな弱いエネルギーで肌トラブルを起こす訳ないので、じっさいの脱毛時に出力をあげているとしか考えられない。』とのこと。


SHRは近年取扱いサロン増えています。
ルミクスツインが有名です。

無痛、短期間(半年)で完了、新理論の脱毛、がセールスポイントだそうです。
…新理論はバルジ領域への作用をメインにしていることだそうです。新理論なのに、取扱いメーカーのHPには検証結果のデータや博士の検証などの記載がありません。
正体は、『IPLの出力を弱くした脱毛法』です。
だから無痛です。出力弱いから。
短期間で完了、も『個人差でます。』で言い訳できます。
この記事を公開したあと、HP説明が少し変わってます。
『出力弱くない』ということらしいです。
しかも、『国際セラピスト協会の認定を受けている』とのこと。
この記事を読んで頂いて、更新したのでしょうか?
なら、論点は『SHR法の効果の具体的・客観的データの有無』ですよ。

あと、ルミクスツインのマシンスペックに
脱毛システム IPLと表記されています。

ん~。HPだとIPLなどの従来の脱毛機とは違うと表記されていますが……



光脱毛で効果を出すのにあたり、大事なのはエステティシャンの出力設定としっかり当ててるか、です。

お客様も光脱毛での減毛過程を理解しましょう。
エステティシャンが説明しているはずです。
光照射から数週間すると、反応した一部の毛が抜け落ちます。
この時点で『薄くなった。私(オレ)は効果でやすいんだ』と勘違いする人がまだいます。
さらに数週間すると、だんだん毛がでてきて最初と同じくらいの毛量になります。
で、光照射。これを繰り返していくと、減毛していきます。

この、お客様に適切な出力設定の説明をして、赤みや刺激を確認することは脱毛効果を高める上でかなり重要です。特に、男性のヒゲ脱毛では顕著に差がでてます。
女性も適切な出力であれば、今までよりも減毛効果が期待できます。